チェンソーマン

【チェンソーマン】マキマの正体を徹底解説、考察!能力や目的は?モチーフと言われるヨハネの黙示録との関係は?

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【チェンソーマン】マキマの正体を徹底解説、考察!能力や目的は?モチーフと言われるヨハネの黙示録との関係は?

チェンソーマンは第一部公安編が完結し、アニメ化が決定されました!

物語を通して、謎多き美女の『マキマ』。そんな彼女の本当の正体と能力、真の目的など徹底解説していきます。

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マキマとは?

公安対魔特異4課のリーダーでデンジの上司であり、内閣官房長官直属のデビルハンター。

一介のデビルハンターでは契約している悪魔を知ることが許されていない。

基本的には優しく寛容だが、シビアな一面も持つ、謎多き美女でデンジやアキなどたくさんの人が憧れおり人望も厚い。

趣味は映画鑑賞、飲み比べをしても全く動じない酒豪でもある。

名前の由来

作者の藤本タツキがインタビューにて名前の由来を語っていました。

『マキマ』の『キ(木)』をチェンソーで切ると『ママ』になる。

デンジは幼い頃に母親を亡くしています。彼がマキマを求めていたのは本当は恋愛対象としてではなく、母親がくれるような愛情ではないのかと考えられています。

マキマの真の正体

マキマの真の正体は『支配の悪魔』でした。

コミック9巻にてアメリカ大統領が『銃の悪魔』にアメリカ国民の寿命1年分を差し出す代わりに『支配の悪魔』いや、マキマを殺して欲しいとお願いする際に明らかになりました。

マキマの目的は?

※第1話にてデンジが悪魔が混じっていると知りながら、公安対魔特異4課のリーダーであるにもかかわらず瀕死のデンジを助けたマキマ。多面性がある謎多き美女。物語の序盤と終盤では立ち位置が全く違ってきます。

マキマの表向きの目的

公安対魔特異4課のリーダーであるので、『銃の悪魔』を倒し世界の平和を守ることです。

マキマの真の目的

マキマの真の目的はチェンソーマンが本来持つ、食べた悪魔の存在と記憶をこの世から全て消し去るという力を利用し、より良い世界を作ることでした。

そのためにデンジを利用しようとします。

チェンソーマン第84話では、マキマが『例えば、死 戦争 飢餓 この世にはなくなった方が幸せになれるものがたくさんあります』と言っております。

マキマのみは消えた事象を覚えていることができますが、世界では実はすでに、チェンソーマン によって『ナチス』、『アーノロン症候群』、『第二次世界大戦』、『祖啞』、『エイズ』、『核兵器』、『比尾山大噴火』さらには、『人なら誰もが持っていた第六感』、『子供の精神を壊すとある星の光』、『生命が寿命を迎えると死の他にあった4つの結末』の名前を持った悪魔達が全て消えてしまい思い出すことができなくなっていました。

マキマはチェンソーマンがその悪魔達と戦う姿を今でも覚えおり、彼のファンであるとも言っています。

そして第87話ではマキマが、かつて武器の悪魔達と四人の騎士がチェンソーマンと戦い、その最中チェンソーマンは私達の前から姿を消してしまったと言っています。

さらに探しても見つからなかったのは当然でした、貴方は変わり果てた姿で生きていたのだからと。

マキマはずっと真のチェンソーマン、つまりチェンソーマンの心臓(ポチタ)を探していたことを意味しており、チェンソーマンに勝ち、チェンソーマンを支配することでこの世からなくなった方がいい物(悪魔)をチェンソーマンの存在を消す力によって世界を平和にしようとするのが真の目的でした!

マキマはヨハネの黙示録に出てくる四騎士の一人だった?

第84話でマキマがまだ残ってい強力な事象として『死』、『戦争』、『飢餓』がありこれを消し去りますと言っています。

この3つとマキマ自身である『支配の悪魔』の【支配】はヨハネの黙示録に出でくる災いをもたらす四騎士の力の象徴なのです。

四騎士はそれぞれ地上の四分の一の支配、剣と飢餓と病・獣により地上の人間を殺す権威が与えられているとされています。

四騎士は七つの封印が解かれるにつれ、出てくる者です。第一の騎士がマキマの『支配の悪魔』だと思われています。

ヨハネの黙示録によると、

  1. 第一の封印が解かれた時現れるのは第一の騎士で白い馬に乗っており、勝利の上の勝利(支配)を得る役目を担っています。
  2. 第二の封印が解かれた時現れるのは第二の騎士で赤い馬に乗っており、地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っています。
  3. 第三の封印が解かれた時現れるのは第三の騎士で黒い馬に乗っており、手には食料を制限するための天秤を持っていおり、地上に飢餓をもたらす役目を担っています。
  4. 第四の封印が解かれた時現れるのは第四の騎士で青白い馬(蒼ざめた馬)に乗っており、「死」で、側に黄泉(ハデス)を連れている。疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っている。

チェンソーマンのキャラクターの名前や背景、繋がりにはデンジと繋がりのあった物が眷属として出てくるなど聖書と繋がった設定が数多く見られます。

黙示録の四騎士を簡単に図で説明

騎士 馬の色 馬の象徴 騎士の権力 騎士の象徴
第一 勝利、偽りの平和 征服 反キリスト
第二 戦場の流血 戦争 戦争、破壊
第三 荒廃 飢餓 食糧の欠乏
第四 蒼白 死と腐敗 疫病 死滅

 

モチーフになったとされるヨハネの黙示録を簡単に説明

ヨハネの黙示録とはキリスト教における、『新約聖書』のことであり、神が人に表を示す未来を予言したものです。

後に起こるであろう大きな災害を予見しています。

そこでは、『ヨハネ』と名乗る者が見た終末に於いて起こるであろう出来事の幻について記されています。

大まかに、説明すると

初期キリスト教における七つの主要教会へメッセージが送られる。そして神の玉座(天における礼拝)に小羊が登場する。

全地に遣わされている神の七つの霊を宿す『七角七眼の子羊』(神秘的な霊能を与えられる者(イエス))が七つの封印を次々に解くと、四騎士が現れ地上で支配、戦争や飢餓、疫病などが起こります。そして第七の封印が解かれると、七人の天使(神の御使い)に七つのラッパが与えられます。それぞれの天使がラッパを吹くたびに、さらに激しい災いが起こり、様々な自然の破壊と共に、悪魔は神との戦いに敗れ、世界に最終的な終末が訪れます。

その後イエスと宣教者が支配する王国が千年続きます。千年王国の間、『サタン』は底知れぬ所に封印されるが、その後一時的に解放されて最終戦争を神の民と戦うが、滅ぼされる。

最後の審判(世界の終焉後に人間が生前の行いを審判され、天国か地獄行きかを決められるという信仰である)が行われ、いのちの書に名が書かれている者(善人)は新天新地である新しいエルサレム(神の国)へ。いのちの書に名が無い者(悪人)はすべて火の池(地獄)に投げ込まれる。

そしてイエス・キリストがキリスト教徒を天へ導き入れるため、また、世界を義をもってさばくために、再び地上に降りてくる。

サタンについて簡単に解説

サタンはキリスト教神学においては、かつては神に使える御使いであったが、罪を犯して堕天使となり、地獄の長となった悪魔の概念である。ルシファーは堕天使の長であり、サタン、悪魔と同一視されている。ルシファーは元々全天使の長であったが、神に反逆し、天を追放されて神の敵対者としての悪魔(堕天使)に変化したとみなされている。

サタンはユダヤ教、キリスト教では神の敵対者、イスラム教では人間の敵対者とされる。

【マキマとチェンソーマン(デンジ)の関係】をヨハネの黙示録を用いて考察

※第81話マキマの家に飾られていたギュスターヴ・ドレによる絵画『失楽園』。描かれているのは墜落の堕天使『ルシファー』

モチーフになったとされるヨハネの黙示録を用いて、マキマとチェンソーマン(デンジ)の関係を考察してみます。

第87話ではマキマが、かつて武器の悪魔達と四人の騎士がチェンソーマンと戦い、その最中チェンソーマンは私達の前から姿を消してしまった 探しても見つからないのは当然でした 貴方は変わり果てた姿で生きていたのだからと言っています。

マキマ『支配の悪魔』が四騎士(イエスが封印を解放した者達)の一人であるとして他の騎士(戦争の悪魔、飢餓の悪魔、死(疫病)の悪魔)と戦っていたのが過去のチェンソーマンだとすると、チェンソーマン(デンジ)は何者なんでしょうか?

ヨハネの黙示録でイエスと対立していた者、それはサタンです。そのことからサタンがチェンソーマンではないかと推測します。

サタンは堕天使の長でもあります。

なぜサタンがチェンソーマンであると推測するのは、以前デンジの名前の由来を作者の藤本タツキがインタビューにて語っていたことから考察できます。

デンジの名前の由来は’天使’(テンシ)に濁点をつけたところから来ているそうです。

天使(テンシ)が’濁る’ということは悪に染まること、まさしく堕天使になったということではないでしょうか?

この名前の由来からもチェンソーマン (デンジ)がサタン(堕天使)なのではないかと考察できます。

さらに、第87話のチェンソーマンは姿を消し、変わり果てた姿で生きていたとのセリフから、ヨハネの黙示録を踏まえて考察するとサタン『チェンソーマン (デンジ)』はかつてのイエス(四騎士を含む)との戦いに敗れ失落し堕天使になっていたとも推測できます。

つまり、マキマの意志はエルサレム(神の国)のような悪の無い完璧な平和の世界を創ろうというところにあり、チェンソーマン(デンジ)は物語の性格的に無邪気な自分の本能に忠実な自由気ままにしたい(善も悪も存在してもよい世界)という意志があったことから対立し、長い歴史を争いあっているのではないでしょうか?

マキマの能力を徹底解説

『支配の悪魔』であるマキマの能力を徹底解説していきます!

銃で撃たれても死なない

第22話マキマは部下と新幹線で京都に向かっています。その際車内でヤクザ達の襲撃に遭いました。

しっかりと頭部と腹部を銃で撃たれて、床で倒れていましたが、その後傷は跡形もなく消え立ち上がりました。

マキマは不死身?

第84話で明らかになりました。

マキマは内閣総理大臣との契約により、受けたダメージは適当な日本国民への病気や事故に変換されるのです。

その為、日本国民がいる限り不死身であるようです。

遠距離攻撃で対象者を圧死させる

第27話でヤクザの襲撃に遭いデンジを誘拐されてしまった際、マキマは法務省から終身刑以上の犯罪者を30人ほど手配します。

マキマはその犯罪者にヤクザ(対象者の名前)を呼ばせ、自らの手を軽く捻ります。

すると、対象者は捻られ圧縮され跡形もなく圧死し、ヤクザの名前を唱えた犯罪者もバタバタと倒れていきます。

名前を知っているだけで命を1:1交換できるようです。

見るだけで対象者を流血させる

第33話にて、マキマがヤクザの家に訪れた際、マキマに攻撃しようとしたヤクザをひと睨みするとそのヤクザは目、鼻、口から流血してしまいます。

下等生物(ネズミや鳥)を操る

第52にて、レゼがマキマから田舎に逃げた際、突如大量のネズミが目の前に人型ほどの山を作りました。その中から現れたのはマキマでした。

第61話では特異4課隊長の岸辺がクァンシと話している際、大事なことはメモ帳で筆談しています。

筆談では会話はマキマに聞かれている 言う通りにすれば逃す 安全は保証する マキマを殺す協力するなら全てを教えるとやり取りしています。

相手を支配する

※第86話より。敵であったクァンシも記憶を改ざんされマキマの味方に。

第84話にて、マキマは私は自分より程度が低いと思うものを支配できる力がありますと言っています。

作中では人間、悪魔、魔人に問わずマキマに従っているシーンが多々見られました。

第74話を振り返ると、マキマはアキにこれは命令です 私と契約すると言いなさいと言い、過去では天使の悪魔にもキミの力を私にみせてこれは命令ですと言います。

その後二人は記憶を失い、マキマの指示通り動いています。

そして支配した相手の悪魔の能力を使うこともできます。

物事を掌握する力

第84話にて。通常チェンソーマン によって食べられてしまった悪魔は、名前と存在自体が過去現在そして個人の記憶からも消えてしまうのですが、マキマは物事を掌握する力(支配)によって記憶を留めておくことができます。

マキマは無敵?それとも倒せる?

基本マキマは銃で撃たれようと、体を真っ二つにされようと内閣総理大臣との契約によりダメージは全て適当な日本国民に入れ替わる為、死ぬことはありませんでした。

しかし、第96話では、デンジがパワーの血の力で作ったチェンソーでマキマを切りつけます。通常一瞬で回復するのですが、今回は治りが遅くなります。なぜなら、パワーの血の力によって血がマキマの中で暴走しているからでした。

デンジはこんなんでマキマさんが殺せるなんて思ってませんよと、車で弱ったマキマを自宅へ連れて帰ります。

支配の悪魔を完全摂取(悪魔のフルコース)

マキマを完全に倒せないことを知っているデンジは、マキマと一つになればいいんだと考えていました。

その方法は、、悪魔のフルコース。マキマを生姜焼き、カツ、ハンバーグ、モツ味噌煮込み、ナゲット、肉だけカレー、肉団子、寿司、ステーキ、刺身、鍋、肉まん、ヤバジュース、マジ闇鍋にして食べることです。

全て食べ切った後もマキマは腹からも便所からもどこからも出てくることはなく存在は消滅しました。

マキマの生まれ変わりナユタ

※第12話にて、マキマはデンジに噛む力を覚えさせます。

最終97話にて、公園でデンジが少女に指を噛まれます。その噛む力にマキマの見覚えを感じたデンジ。

岸辺が、中国で発見されたその子を盗んできたようです。その子は『支配の悪魔』ですがマキマの記憶は何も残っていないようです。

名前は『ナユタ』。デンジと暮らすようになります。

マキマ『支配の悪魔』の本音

最終97話にて、ナユタを連れて帰宅後、ポチタはデンジに想いを打ち明けます。

私の夢はね、誰かに抱きしめてもらう事だったんだ。簡単な事だと思うだろ?でも私は強すぎるからそれがとても難しい事だったんだ。でもデンジは私の夢を叶えてくれた。

支配の悪魔の夢も叶えてあげて欲しいんだ。

支配の悪魔はずっと他者との対等な関係を築きたかったんだ。恐怖の力でしか関係を築けない彼女は家族のようなものをずっと憧れていた。だから、間違った方法だったけどそうゆう世界を作りたかったんだ。

ただ、たくさん抱きしめて欲しかったんだ。

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